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​最新情報

みなさん、こんにちは。

秋になり、涼しく過ごせるようになってきましたね。

秋は、運動の秋や読書の秋など、活発に動ける時期ですよね。

そんな秋に、エコなアクティビティをしてみませんか?


1.旬の食材を食べよう


食欲の秋と呼ばれるように、秋はきのこ、さつまいも、また、大根などの収穫の時期で、おいしいごはんを楽しむことができますね。


旬の食材を食べることは、生産や保存のエネルギーを抑えることができます。さらに、地産地消の食材を選ぶことで、輸送のエネルギーも大幅に減らせます。


ぜひ、秋の味覚を楽しむことで、エコな暮らしをしてみてください。


2.自然素材で工作をしよう


今は紅葉が始まり、公園ではどんぐりや落ち葉などが落ちていますね。

それらの自然素材を使って、ハロウィンに向けた松ぼっくりのおばけや、クリスマスに向けたリースづくりなどいかがでしょうか?


おでかけして、自然の中から材料を発見するのは、楽しいアクティビティだと思います。

ぜひご家族や友だちと一緒に、自然素材で工作してみてください。



3.エコツアーに参加しよう


秋はでかけるのにぴったりの環境ですね。今年は、様々な地方公共団体がエコツアー、または環境学習講座を開催しています。


こちらは東京都の

都民を対象としたテーマ別環境学習講座(第3回)

「親子で体験!秋の自然を感じよう!」


また、京都市の

秋の環境施設見学会「ごみ減量エコバスツアー」


他にも、エコツアーとGoogleなどで検索すると、カヌーや登山、ホエールウォッチングなど自然を体験しながら環境を学べるツアーがあります。



BYEゴミプロジェクト役員

宇都宮奈々


夏の力強い日差しが降り注ぎ、蝉の鳴き声に沸く今日この頃。

皆さんはいかがお過ごしだろうか。

今回のテーマはゴミ問題とAIについてだ。


はじめに

皆さんはAIについてどのようなイメージを持っているだろう。最近では、ChatGPTや画像生成AIなどの登場により、その存在が一気に身近になった印象があるのではないだろうか。そもそも、AIとは”artificial intelligenc”の頭文字を取った言葉で、一般社団法人人工知能学会では「大量の知識データに対して、高度な推理を的確に行うことを目指したもの」と定義している。そんな、少し小難しいように感じるAIだが、ゴミ問題の改善に役立てようという取り組みがあるのはご存知だろうか。この記事では、その例を紹介しつつ、筆者が実際にChatGPTや画像生成AIに触れた経験から展望や考察を行なっていきたい。



第三次AIブーム到来

まず、AIについて少しながら説明しておこう。現在は第三次AIブームと呼ばれる時代が到来しており、ディープラーニングという手法を用いて社会の様々な側面でAIを実用化できるようになっている。特に画像データを用いて、特徴を認識する技術は医療や農業、社会問題など様々な側面で利用されており、環境問題やゴミ問題への応用も期待できる。次章では、資源ゴミの分別と海洋プラスチックを例に挙げて説明してゆく。



AIによるポイ捨てゴミ問題の貢献

都市でのポイ捨てゴミは、川で流されて最終的に海に流れ着き、マイクロプラスチックとなる。それを未然に防ぐためにも、ゴミ拾いが行われるわけだが、最近では街で捨てられているゴミの分布図を作成しようという、取り組みが環境省とスマホアプリ「PIRIKA」によってなされている。これは、アプリ利用者の投稿を元データにして、AIに学習をさせようというもので、特別な計測器を持たずに参加でき、大量のデータによって信頼性が担保されるという利点がある。また、海に流出してしまった海洋プラスチックの定量化を図るため、ドローンや定点カメラを用いて海岸部を撮影し、その画像データをAIに読み解かせることで、どの程度プラスチックが漂着しているのかを調べる手法もある。この方法を応用して、富士山の麓で自転車を走らせながら撮影を行い、持ち帰ったデータからAIがゴミの分布図を作成する活動も行われているようである。このように、ポイ捨てされてしまったゴミのデータ化や回収する作業でAIの活用が進んでいるのだ。



おわりに

なぜ、私がAIとゴミ問題の記事を書こうと思ったのかと言えば、大学の授業でChatGPTに絵本を作らせようとした経験が大きかったからだろう。人間に共感的に寄り添うことが難しく、物語の細部を繋ぐことが未熟な一方で、選択肢を与えたり、人間にとって補佐的な役割をすることには長けている特性から、環境問題の改善に応用されている例はないか興味を抱いた。実際にこの記事に挙げたような取り組み以外に、外来種の分布図作成や絶滅危惧種の保護、森林伐採の監視や気候変動の予測などがあり、環境保護分野での活用も期待できる。現在では、様々な分野に於いて、AI危機を提唱する声が上がっているが、私が触れている限りでは、あくまで人間の道具という範疇を越えずに新しい時代を切り開くものになる可能性が高いように思われる。気候変動や環境汚染が刻々と深刻化する今日に於いて、AIを環境問題改善に積極的に活用していくことは、私たちの道を飛躍的に切り開くファクターになりえるのではないだろうか。



Byeゴミプロジェクト役員

松田龍之介




5月はG7広島サミットが開催され、ウクライナのゼレンスキー大統領が急遽来日する等、国内外で大きく話題を呼ぶ会合が行われました。

実はその前月に、札幌でG7各国の環境、エネルギー大臣が集まるサミットが開催されていたのをご存知でしょうか?

今回は「G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合」について解説していきます!




気候・エネルギー・環境大臣会合とは?

「G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合」とは、2023年4月15日(土)~16日(日)に北海道札幌市で開催された、G7各国と招待国の気候・エネルギー・環境大臣が集まり、グリーントランスフォーメーション(GX)のグローバルな推進等について話し合う会合です。

参加国は、日本を始め主要国G7のアメリカ、イギリス、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、そしてEUと、招待国のインド、アラブ首長国連邦、インドネシアとなります。

この会合では、パリ協定の精神を踏まえ、産業革命以来の化石燃料中心の経済・社会、産業構造をクリーンエネルギー中心に移行させ、さらに、炭素中立、循環経済、自然再興を統合的に実現するため、経済社会システム全体の変革であるグリーントランスフォーメーション(GX)のグローバルな推進等について議論しました。


また、昨今の国際情勢によるエネルギー価格高騰などの足下のエネルギー危機への対応や、石炭・天然ガスなどの化石燃料の廃止や、福島第一原子力発電所ALPS処理水の海洋放出等についても議論しました。



何が決まった?

この会合では欧州連合(EU)を含む主要7カ国によって「共同声明」が採択されました。

これまでの会合で合意した政策の確認に加え、


・海洋プラスチックごみによる新たな汚染を2040年までにゼロに。

・廃止時期は明記しないものの、化石燃料の段階的廃止を目指す。

・2035年までにG7国内車両からのCO2排出を50%削減する。

・ALPS処理水に関するIAEAの独立したレビューの支持

・グリーン市場の実現。

・「G7ネイチャーポジティブ経済アライアンス」の立ち上げ。

・国・都市・地域・産業・ビジネス・ライフスタイル等の多様な切り口からGXの推進。


等を含めた93項目がまとめられています。詳しい内容は以下の環境省の採択文書や経済産業省による要点がまとめられた文書等がありますので、興味がある方はこちらも確認してみてはいかがでしょうか?


https://www.env.go.jp/content/000127829.pdf

https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230417004/20230417004-3.pdf



まとめ

前月に主要7カ国のエネルギー・環境大臣による環境、エネルギー政策、GXの推進等を話し合う会合がありました。

化石燃料の廃止時期や原子力発電の推進等国家間で意見が分かれ、最終的には多様な道筋でのカーボンニュートラルの実現といった結論になりました。

G7での会合はまた来年イタリアで行われます。その時にはどんな動きがあるのか楽しみですね!


出典

G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合 (METI/経済産業省)

https://www.meti.go.jp/information/g7hirosima/energy/index.html


執筆者:大佐

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