朝と夜の冷え込みが激しい中、みなさんいかがお過ごしでしょうか。年末のこの時期、寒さが一段と厳しくなってきましたね。今回は年末ということで、年末年始に関わるあるものをご紹介します。
そのあるものというのは、鳥居です!初詣の際に必ず見かける鳥居。実はこの鳥居を用いてポイ捨てを防止していた事例が過去にあったのをご存知でしょうか?2000年代初め頃、ポイ捨て防止のため、国道沿いやポイ捨てが多い敷地に小さな鳥居である「ゴミよけトリー」が設置されていました。それにより、数年間はポイ捨てが減少していました。これは、鳥居の近くにポイ捨てするのは罰当たりだと考え、躊躇うようになっていたためのようです。しかし、現在このゴミよけトリーが撤去され始めています。この撤去の背景には、世代間による考え方の差があると考えられます。かつては、ポイ捨てをする人でさえ、「罰当たりなことはしてはいけない」と考え、ためらっていましたが、「罰当たり」というもの自体が若い世代の一部には受け入れにくいものがあるのかもしれません。実際に近年、ゴミよけトリーの周りにもゴミが増えてしまい、撤去に踏み切る地域が増えているようです。
初詣などで鳥居を見かけることが多いこの時期にみなさんもこの事例について、そしてポイ捨てについて考えてみませんか?
参考
不法投棄防止対策(国土交通省)12月24日閲覧
BYEゴミプロジェクト代表
渡辺愛子
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