すがすがしい秋晴れの今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今月紹介するのは3R推進月間です。
3R推進月間とは
経済産業省のホームページに、このような説明があります。
経済産業省を含む*3R(リデュース・リユース・リサイクル)関係8省庁では、3R推進に対する理解と協力を求めるため、毎年10月を「リデュース・リユース・リサイクル推進月間(略称:3R推進月間)」と定め、広く国民の皆様に向けて、普及啓発活動を実施しています。
つまり今月は、国民一人一人が3Rを理解して実行できるように、国が力を入れて3R普及活動を行う1か月ということです。
これに合わせて、全国各地で様々なキャンペーンやイベントが行われることになります。
普及活動の詳細については、こちらの資料をご参照ください。
3Rって??
3RはReduce(リデュース)Reuse(リユース)Recycle(リサイクル)の3つのRの総称です。ここからは、それぞれの言葉の意味をみていきましょう。
①Reduce
リデュースとは、ゴミを減らす=発生抑制のことです。
具体的には「製品をつくる時に使う資源の量を少なくすることや廃棄物の発生を少なくすること」を表す言葉です。
②Reuse
リユースとは、ものを繰り返し使う=再利用や再使用のことです。
具体的には「使用済製品やその部品などを繰り返し使用すること」を意味しています。
③Recycle
リサイクルとは、ゴミをもう一度資源にする=再資源化のことです。
具体的には「廃棄物などを原材料やエネルギー源として有効利用すること」を意味します。
私たちにできる3Rの取り組み
最後に、誰でも簡単に実行できる3Rの実践例を5つずつ紹介します。
①Reduce ~発生抑制の取り組み~
・日用品や文房具は、最後まで使い切る
・過剰包装や不要な割りばし、おしぼりなどを断る ・詰め替え容器に入った製品や簡易包装の製品を選ぶ ・料理は食べきれる分だけつくり、食べ残しを減らす ・利用頻度の少ないものは、レンタルやシェアリングシステムを利用する
②Reuse ~再利用の取り組み~
・詰め替え容器を使用する
・壊れたものは修理して、長期間使うようにする
・サイズが合わなくなった服を、おさがりとして利用する
・フリーマーケットやリサイクルショップで商品を販売したり、購入したりする
・捨てる前に、新しい使い方ができないかを考える(着られない服を雑巾にする など)
③Recycle ~再生利用の取り組み~
・地域の集団回収(廃品回収)に協力する
・使い終わった家電は、事業所に引き取ってもらう
・自治体のルールにしたがって、きちんとゴミの分別をする
・空き缶や空きビン、牛乳パックなどは資源回収や店頭回収に出す
・**グリーンマークや ***エコロジーボトルマークなどの環境ラベルがついた商品を買う
こうした取り組みはゴミの削減だけでなく、環境の保護にも効果があります。
この10月、地球のためにできることを進んで実行してみませんか?
【脚注】
*3R関係8省庁・・・財務省・文部科学省・厚生労働省・農林水産省・経済産業省・
国土交通省・環境省・消費者庁の8つの省庁
**グリーンマーク・・・原料に古紙を規定の割合以上利用していることを示すマーク
***エコロジーボトルマーク・・・カレット(使用済みガラス瓶を細かく砕いたもの)を
90%以上使用したガラス瓶につけられるマーク
【参考文献】
〇 10月は3R推進月間です!(経済産業省)
〇 3R推進月間における主要イベント等の詳細(経済産業省)
〇 環境ラベル等データベース(環境省)
〇 3Rのすすめ(鹿児島市)
〇 環境のためにできること「3R」(大阪府豊中市)
〇 ごみを減らすために3Rを始めてみましょう(千葉県市原市)
〇 家庭ですぐにでも実践できる3Rの例(群馬県環境情報サイト・ECOぐんま)
〇 3Rについて(3R推進協議会)
〇 リサイクルとは?(資源・リサイクル促進センター)
〇 パッケージのこだわり(サッポロホールディングス)
BYEゴミプロジェクト
小野佑真
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