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【5月の豆知識】実は燃えにくい!?「生ごみ」について紹介

今回は生ごみの焼却についての豆知識をお届けします。生ごみの処理は、私たちの環境と日常生活に大きな影響を与えています。


燃えにくい生ごみの実態

実は生ごみは約80%が水分であり、燃えにくい物質なのです。通常、ゴミ処理場で他の可燃ごみと一緒に攪拌されますが、生ごみ自体に多くの水分が含まれているため、焼却の際に問題が生じます。

焼却炉内の水分が多いと炉内の温度が下がり、燃焼効率が低下します。蒸発させるために多くの燃料が必要で、焼却するために必要なエネルギーが増えるため、その結果焼却コストが増大してしまうのです。


生ごみ処理の「義務化」

フランスでは、今年から家庭でのコンポストが義務化されます。家庭から出る生ごみを自宅でコンポストすることで、ゴミ処理場への負担を減らし、環境にも優しい取り組みとなっています。コンポストは、生ごみを堆肥化するプロセスで、有機物を分解して肥料に変えることができます。これにより、ゴミの量を減らすだけでなく、家庭菜園や花壇に使える良質な堆肥を作ることができるのです。フランスでは、このような取り組みを通じて、持続可能な社会を目指しています。


生ごみの処理で生活も豊かに

日本でも生ごみを自主的に処理する取り組みが行われており、一定の範囲内の住人達で堆肥を作成し活用する「コミュニティコンポスト」等も行われています。

また、個人の範囲でも生ごみの処理を工夫することによって、ゴミの量を減らせたり、キッチン周りや居住空間をより清潔に保つことができます。

例えば現在市販されている処理機は、電気を用いて生ごみを乾燥し、ゴミの量自体も五分の一まで落とす事が出来ます。水分を無くすことで虫やコバエが発生するのを抑え、ゴミ箱内の臭いも軽減させる事が出来るだけでなく、ゴミ出しの負担軽減にも繋がりますね。

2020年以降には、コロナ禍で家で過ごす時間が増えたことをきっかけに、より匂いを抑えメンテナンスしやすい生ごみ処理機が次々と登場しています。


助成金の活用で半額以上に

実は、生ごみ処理機の購入に対して助成金が提供されていることをご存知ですか?自治体によっては、生ごみ処理機を購入する際に助成金を受けられるだけでなく、レンタルでも助成が受けられることがあります。ほとんどの自治体で半額以上の助成金を受けることができますので、まずはお住まいの自治体に相談してみましょう。


まとめ

生ごみの焼却にはコストがかかりますが、家庭でのコンポストや生ごみ処理機の利用により、その負担を減らすことができます。助成金等を活用しながら、私たちも日常生活でできることから始めてみませんか?生ごみを効果的に処理することで、環境への負荷を減らし、持続可能な社会を一緒に目指しましょう。



BYEゴミプロジェクト

下村 太一

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