世界的にも温室効果ガス排出量削減の取り組みが続いている中、2020年、日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。
そして、2025年は実は節目の年です。なぜなら、SDGsの目標では、「2025年までにゴミに関しての海の汚染を減らし、防ぐべき」と記載されており、また、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によると「温室効果ガスは今年中に減少に転じなければならない」と提言されています。
このように、地球のクリーンな環境に向けて、2025年は大きな転換期になるでしょう。そこで、実際にどこまで温室効果ガスが改善されてきたか、具体的に二酸化炭素排出量のデータを読み解いていきましょう。
地域別二酸化炭素合計排出量 [2000年~2023年]
Gt CO2

Japan 日本
India インド
European Union 欧州連合
United States アメリカ合衆国
China 中国
日本の二酸化炭素の変化を読み取ると、2000年あたりから、徐々に減少していることがわかります。実際に2000年に1.6Gtくらいの数値ですが、2023年あたりには1.5Gtほどまで下がっています。また、2013年度比で2035年度に60%削減する方針が先日に発表され、日本政府は積極的にカーボンニュートラルに向け、働きかけていることがわかります。温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることである、カーボンニュートラルの具体的な進捗や取り組みが実現していることから、2050年へ着実に動いていることがわかりますね。
他の地域の二酸化炭素の排出量についてですが、先進国であるアメリカ合衆国や欧州連合では、2023年の二酸化炭素の排出は2000年と比べると、4分の3まで抑えられています。一時は世界全体の排出量の増加率はゆるやかになるように思われましたが、近年また急激な増加の一途をたどっています。特に急速に経済成長している、中国やインドのチャートに注目すると、2000年から2023にかけて排出量が約3倍になっています。アメリカやイギリスなどの欧米諸国と、その他の国がどう足並みを併せていくのかが重要になりそうですね。
2050年に向けて
2025年はこのように、カーボンニュートラルに向けて重要な一年になっていくなか、また、SDGsに向けて残り5年と最終章に入っていくなか、どのような国際的な情勢になっていくのか注目です!
出典
1. 環境省 気候変動対策ホームページ(2025年1月29日閲覧)
2. United Nations Sustainable Development Goals(2025年1月29日閲覧)
3. Intergovernmental Panel on Climate Change(2025年1月29日閲覧)
4. IEA (2024), CO2 total emissions by region, 2000-2023, IEA, Paris https://www.iea.org/data-and-statistics/charts/co2-total-emissions-by-region-2000-2023, Licence: CC BY 4.0
5. NHKニュース- 温室効果ガス 2035年度までに60%削減の新たな方針まとめる(2025年1月29日閲覧)
Commentaires