一段と寒さが増し、木の葉も落ちた今日この頃。皆様はいかがお過ごしでしょうか?
今月紹介するのはミートフリーマンデーです。
ミートフリーマンデーとは
お肉を一週間のうち月曜日だけ食べないことによって、環境問題解決や動物愛護に貢献しようというポール・マッカートニー氏が提唱した運動です。
ミートフリーマンデーで出来ること
①気候変動問題への貢献
意外に思われるかもしれませんが、お肉を食べないことによって、気候変動の防止に貢献できます。
食肉として広く親しまれている牛は飼育する際に膨大な量のメタンガスを排出します。
このメタンガスはCO2の20倍以上の温室効果があるとされており、大きな問題となっています。
また、牧場のために森が切り開かれることによる森林減少なども気候変動や生物多様性の面で問題となることが考えられます。
②動物愛護への貢献
お肉の消費が多いということはそれだけ多くの動物を飼育する必要があり、またそれだけ多くの命が失われていることでもあります。多くの家畜を飼育する際には動物たちにとって劣悪な飼育環境を強いられることが多々あり、これは動物にとっての幸福の問題や新興感染症の発生など様々な問題を引き起こします。
③食への関心の向上
私たちは生きている限り、食事を取ります。しかし、現代の人々が忘れがちなのはその重要性やその背景です。食事は私たちの体を実質的に形作り、多くの生命に支えられているにも関わらず、そのことに関心を向けられることは稀です。ミートフリーマンデーを始めてから過ごす月曜日は食を想う一日でもあります。私たちが忘れかけている食のありがたみや感謝をミートフリーマンデーを通して感じることは子供たちの命に敬意を払う心の育成や私たちの心の健康にも貢献するのではないでしょうか。
まとめ
お肉の消費を減らすことによって解決できることはたくさんあります。
ミートフリーマンデーは気軽に始めることができ、週に一日だけの活動で多くの問題に貢献できる運動です。皆様も新しい年の始まりとともに、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
BYEゴミプロジェクト
松田 龍之介
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